就活証明写真は基本的にスーツを着て撮影しますが、なかには私服でも良い場合があります。

ただし、私服=どんな服装でも良いというわけではないので、就活に適した服装を知っておきましょう。

この記事では、就活証明写真が私服でもOKなケースと注意点について解説します。

スーツを着る場合のポイントもまとめているので、合わせてご覧ください。

📖目次

就活証明写真の撮影は基本的にスーツ

就活証明写真は、企業から「スーツ以外」と指定されない限りは、基本的にスーツを着て撮影しましょう。

履歴書やエントリーシートの写真は、面接時の本人確認として用いられるほか、応募者の雰囲気を把握するためにも使用されます。

多くがスーツ姿の写真で書類選考に臨む中、一人だけ私服を着ていると目立ち、企業が私服姿を求めていない場合には「悪目立ち」「協調性がない」などの印象をもたれかねません

初めての就活写真で「何を着ればいいか分からない」という方は、リクルートスーツを着て撮影しておけば安心です。

ただし、業種や雇用形態によっては私服姿でも問題ない場合があるので、応募写真の要件をよく確認しておきましょう。

就活写真を私服で撮影しても良いケース

就活写真は、私服姿で撮影しても良いケースがあり、場合によってはリクルートスーツよりも良い印象を与えることが可能です。

以下、私服の証明写真でも良い業種、雇用形態の例を見ていきましょう。

  • アパレル系
  • クリエイティブ系
  • アルバイト・パート

アパレル系

アパレル系の企業に応募する場合は、一般的なリクルートスーツよりも私服で証明写真を撮った方が個性をアピールできて有利になることがあります。

応募先企業の服を上手く着こなせば、ブランドへの理解があるとアピールでき、あなたのセンスもしっかり見てもらうことができます。

ブランドのアイテムを持っていない場合は、企業のイメージに合わせ、トレンド感のある服を選ぶと良い印象を与えられるでしょう。

ただし、露出度の高い服や派手すぎるデザインの服は、アパレル系といえども就活には不適切と判断されかねないので注意してください。

クリエイティブ系

クリエイティブ系の業界では、個性やセンスを重視する傾向があるため、面接だけでなく証明写真でも「服装自由」と指定される場合があります。

IT業界や広告業界などの普段から服装が自由な企業では、「自由な社風」をアピールする目的でスーツ以外での就活を実施しているケースもあるので、要件に合わせて私服で撮影してみましょう。

いくら自由な服装がOKでも、まったくTPOに合っていない格好では良い印象を与えられないので、証明写真の撮影では「オフィシャルカジュアル」程度に留めておくのが無難です。

アルバイト・パート

パートやアルバイトに応募する場合の就活写真は、基本的に私服で問題ありませんが、企業から服装の指定があった場合には従ってください。

ただし、オフィスや事務所で普段からスーツを着るような職場に応募する場合には、スーツ姿で撮影した方が無難です。

どんな服を着れば良いか分からない場合は、カジュアルになりすぎない服を選びましょう。

どんな業種に応募する場合でも、その業界に合わせた服装を意識することで印象が良くなるので、適した服装を心掛けてください。

私服で就活写真を撮る場合の注意点

私服で就活写真を撮る際には、「TPOに合っているか」「相手に好印象を与えられるか」という点に注意しましょう。

気を配るポイントは服装だけではないので、以下の注意点を確認して撮影に臨んでください。

  • ジャケット着用
  • 髪型
  • 表情・姿勢

ジャケット着用

「私服可」「スーツ以外」と指定があっても、Tシャツやパーカーなどのラフな格好で撮った証明写真は、就活に相応しいとはいえません。

カジュアルな服装は、少し間違えればだらしない印象を持たれかねないので、清潔感をアピールできるように身だしなみを整えてください。

インナーは襟のないタイプのものでも構いませんが、最低でもジャケットは着用して撮影した方がよいでしょう。

採用担当者にとっては証明写真があなたの第一印象になるため、最低限のマナーやTPOは守った方が良い印象を持たれやすくなります。

髪型

髪の毛の色については、業界によって茶髪でもOKな場合がありますが、髪型はしっかりと顔の表情が見えるよう整えておきましょう

就活証明写真は、面接時の本人確認に用いられるほか、入社後には従業員データとして保管されるケースもあります。

そのため、公的な書類に使う写真と同じように、目や顔の輪郭が隠れない髪型で撮影する必要があります

また、服装に合わせるためでも、無造作ヘアやおくれ毛スタイルは寝癖や髪の乱れと間違われる可能性があるので避けた方が無難です。

表情・姿勢

証明写真は、表情と姿勢に気をつけることで「やる気」や「自信」といったポジティブな印象を相手に与えることができます。

表情は「自然なほほ笑み」を意識し、歯の見えるような笑顔や、無表情にならないよう注意してください。

メガネをかけている場合は、フレームが目にかかったり、光の反射で目が見えなくなったりしないよう調節しましょう。

カメラの正面に座り、背筋を真っ直ぐに伸ばしてアゴを少し引くと良い姿勢で撮影できます。

就活写真の撮影でスーツを着用するときの注意点

証明写真をスーツで撮ると決めた場合には、就活に相応しいスーツを選びましょう。

基本的には男女ともにリクルートスーツを着用すれば問題ありません。

以下、スーツを着るときのその他の注意点をまとめているので確認していきましょう。

  • 男性編
  • 女性編

男性編

スーツの下に着るワイシャツは、「レギュラー」か「ワイド」タイプの襟で白の無地タイプを選びましょう。

ボタンダウンやカラーステッチのシャツはカジュアルになってしまうので、リクルートスーツとは合いません。

リクルートスーツで個性やおしゃれさを出すのは難しいですが、以下のように、ネクタイの色で与えたい印象を演出することが可能です。

  • 赤系:やる気、ポジティブ、活発
  • 青系:冷静、爽やか、フレッシュ
  • グレー系:落ち着き、知的、大人っぽさ
  • 黄色系:協調性、フレンドリー、明るい など

このほか、スーツを着るうえで大切なのが「サイズ感」で、シャツの首回りや肩幅などが体に合っていないとだらしない印象になってしまうので注意してください。

女性編

ワイシャツは、白で無地の「レギュラーカラー」か「スキッパーカラー」のシャツを選んでください。

それぞれ以下のような特徴があります。

  • レギュラーカラー:第一ボタンまで閉めるタイプで金融系や公務員への応募向き
  • スキッパーカラー:第一ボタンがないタイプで商社や営業職への応募向き

全身写真を撮る場合には、スカートかパンツかで迷うことがありますが、どちらが有利ということはないので、自分に合っているスーツを選びましょう。

スカートは、立った状態で膝が半分隠れる長さで、パンツはパンプスのかかとが少し隠れる丈がベストといわれています。

証明写真は写真館で撮るのがおすすめ

就活証明写真は、スピード写真機やスマホで撮影することができますが、クオリティの高い写真を撮りたい場合には写真館やスタジオでの撮影がおすすめです。

写真館では服装や身だしなみについてのアドバイスが受けられるほか、バストアップや全身写真といった、異なるカットの写真も撮影できます。

レタッチや画像データの作成、ヘアメイクなどのサービスを提供している店舗もあるので、ぜひ活用してみましょう。

私服で就活写真を撮影する場合も相手に与える印象が大切

企業から「私服可」や「スーツ以外」と指定された場合には、カジュアルになりすぎない服装で撮影する必要があります。

あくまでも就活写真であることを忘れず、露出の多い服やラフなTシャツなどは避けましょう。

ジャケットを羽織って身だしなみも整え、「TPOを理解している」「清潔感がある」といったポジティブな印象を持ってもらえる写真を撮ってください。

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就活写真.com編集部

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