就活を控え、「就活費用っていくらかかるの?」「自己資金が足りるか心配」と悩んでいませんか?
就活中の出費をできるだけ抑えたいと考えている人もいることでしょう。
就活費用を抑えるためには、何にどのくらいのお金が必要になるのかを事前に知り、対策を立てておくことが大切です。
この記事では、就活にかかる費用と、知っておきたい5つの節約方法について解説しています。
節約する上での注意点にも触れているので、合わせて確認しておきましょう。
目次
就活にかかる費用はどのくらい?
就活にかかる費用は、都心や地方といった活動する場所、居住している場所などによって大きく異なりますが、10万円前後必要になるのが一般的です。
2021年卒から、新型コロナウィルスの影響で対面での面接や説明会が減り、費用も減少していましたが、感染症の落ち着きと共に就活費用の額も戻りつつあります。
株式会社リクルートが運営する就職みらい研究所の調査によると、2024年卒の全国平均は82,905円となっており、前年に比べ7,660円増加しています。
就活を始めてからお金が足りなくなれば、志望する企業への応募を諦めなければならないかもしれません。
事前にどのくらい費用がかかるのかを把握し、余裕を持って準備しておくことが大切です。
就活は何にお金がかかる?
「就活の費用」といっても、実際何にどれくらいお金がかかるのかピンと来ない人もいるでしょう。
以下、一般的な就活で必要になる費用について解説します。
- リクルートスーツ代
- 交通費
- 宿泊費
- 備品代
- 受講費
- 諸経費
上記のうち、最も費用がかかるのがリクルートスーツ代と交通費です。
リクルートスーツは1万円台~10万円程度までと価格に幅がありますが、それなりの生地や仕立てのものを選べば多くの場合3万円ほどになってしまいます。
交通費は都心と地方在住とで異なり、交通の便が良い関東や関西在住の場合は比較的安く交通費を抑えることが可能です。
遠距離地への就活を希望する場合には、面接や説明会のたびにかかる交通費に加え、別途宿泊費用が必要になるケースもあります。
このほか、有料の就活セミナーの受講料や、証明写真や各種書類を準備するための費用、活動中の食費などが「就活費用」としてかかるお金になります。
就活費用を節約する方法
余裕をもって費用の準備をしたつもりでも、しっかりと管理しなければ予想以上に費用がかかってしまい、お金が足りないという事態になりかねません。
就活にかかる費用の節約方法を知って、無駄なお金を使うことなく就活を乗り切りましょう。
- リクルートスーツ代
- 交通費
- 宿泊費
- 書籍代
- 飲食代
リクルートスーツ代
平均的に3万円前後かかるとされるリクルートスーツ代を節約する方法には、以下の3つが挙げられます。
- 譲ってもらう
- 中古を購入する
- レンタルサービスを利用する
不用品の譲渡が行えるプラットフォームで就活関連のアイテムを調べると、リクルートスーツが多数掲載されているほか、フリマアプリやオークションサイトでも多くのリクルートスーツが出品されています。
また、最近ではリクルートスーツのレンタルが無料で受けられるサービスもあるので、スーツ代を節約したい場合には検討してみましょう。
ただし、「サイズが合っていない」「くたびれている」といったスーツは相手にだらしない印象を与えてしまうので、スーツの状態には気を配ってください。
交通費
交通費は、新幹線、飛行機の代わりにフェリーや高速バスなど値段の安い交通手段を使うと、効果的に節約できます。
また、地域によって交通機関の料金が異なるため、事前に訪問先の地域内でかかる交通費についても調べておきましょう。
このほか、複数の企業に応募する場合は、できる限り同じ日に面接や説明会に行けるよう、スケジュールを調節することも交通費の節約に繋がるので試してみてください。
宿泊費
宿泊費を節約するためには、ビジネスホテルだけでなく、カプセルホテルやネットカフェ、民泊などを利用することも検討してみましょう。
都心部にある就活シェアハウスを利用すれば、宿泊費の節約のほか、就活生同士の情報交換もできるのでおすすめです。
また、移動手段に夜行バスを選べば一泊または二泊分の宿泊費を節約することが可能です。
親戚や友人の家に泊まるという手もありますが、家主に気を使って疲れてしまうような場合は、面接に影響が出ると困るので避けた方が無難です。
書籍代
就活のためのテキストや参考書などは、1冊1,000円~2,000円程度かかりますが、就活が終わってしまえば必要なくなるため、読みたい本をすべて買い揃えるのはやめておきましょう。
参考書や筆記試験の対策本は毎年大きく更新されるものではないので、フリマアプリや中古書店で安く購入するのがおすすめです。
また、一足先に内定をもらった友達や、ゼミやサークルの先輩などに貸してもらえないか交渉してみるのもよいでしょう。
飲食代
就活中に意外とかかってしまう費用が飲食代です。
面接や説明会で訪れた先では食事をコンビニや外食で済ますことがありますが、回数が多くなれば必然的に費用もかかるようになります。
また、空いた時間をカフェやコワーキングスペースで過ごすとなれば、さらにお金が必要になるでしょう。
飲食代は、マイボトルを活用するほか、遠方ではコンビニを利用しても地元での就活にはお弁当を持参する、といった工夫で節約しましょう。
【注意点】節約しない方が良いものもある
就活にかかる費用を節約することは大切ですが、なかには節約しない方が良いものもあるので注意しましょう。
宿泊費を抑えると大きな節約効果が期待できますが、節約だけに気を取られ安全性の低い宿泊先を選ばないように気をつけましょう。
せっかく節約になっても、犯罪に巻き込まれてしまっては意味がありません。
特に女性の場合は、女性専用のカプセルホテルやネットカフェの鍵付き個室を利用するなど、防犯対策をしっかりしてください。
また、証明写真の費用を抑えるためにスマホで自撮りをするのもおすすめしません。
スマホカメラの性能や取り方によってはクオリティの低い仕上がりになり、書類選考で良い印象を与えられない可能性があります。
証明写真は写真館で撮影すると1万円前後の費用がかかりますが、レタッチや画像データの作成をしてもらえるほか、身だしなみや姿勢についてもアドバイスが受けられるので決してコスパは悪くありません。
節約すべきものとそうでないものをよく考え、上手に就活費用を節約しましょう。
就活費用はどう捻出する?
自己資金で就活費用がまかなえれば問題ありませんが、足りない、準備できないといった場合には以下の方法で費用を捻出しましょう。
- アルバイト
- 有給インターン
- 親や親戚からの援助
就活が始まると、アルバイトを辞めてしまう人もいますが、日数を減らしてでも継続することをおすすめします。
就活費用のためにバイトを探す場合は、単発の日雇いや土日のみのシフトにして、就活を優先できるように工夫しましょう。
また、有給インターンは、企業から報酬をもらいながら実務経験を積めるので、就活に有利に働く可能性が高い方法です。
アルバイトや有給インターンで費用を捻出するのが難しいという人は、親や親戚に援助してもらえないか掛け合ってみるとよいでしょう。
就活費用は上手に節約しよう
就職活動には、「交通費」「宿泊費」「リクルートスーツ代」といったさまざまな費用が必要になります。
社会の状況や住んでいる場所、就職を希望する地域によってかかる費用は変わりますが、一般的に10万円前後の費用がかかります。
節約したい場合には、遠方への交通手段を工夫したり、リクルートスーツの入手方法を検討したりして費用を抑えることが可能です。
ただし、「宿泊費を抑えて危険な目に遭う」「写真代を節約して撮り直すはめになる」という事態も考えられるので、節約にばかり気を取られず、使うべきところにはお金を使って上手に就活を乗り切りましょう!
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