就活写真では、主に上半身しか撮影しないので、シャツの襟の形や着方など、襟元に気を配る必要があります。
襟元が乱れていると相手に良い印象を与えられない可能性があるため、基本的なマナーを守って身だしなみを整えましょう。
この記事では、就活写真における襟元の基礎知識を男女別に紹介するとともに、基本的な身だしなみについてまとめています。
目次
就活写真では襟元が重要
就活写真は、一部の業種を除いて、バストアップ写真の提出を求められるのが一般的です。
バストアップ写真では顔に視線が集まるので、必然的に襟元にも目が行きやすくなるでしょう。
そのため、襟元がきちんとしていないと、採用担当者に「だらしない」「マナーがなっていない」といった印象を与えかねません。
就活用の写真では、シャツの襟にシワや汚れがついていないことはもちろん、襟の形や着こなしにも気を配る必要があります。
【就活写真】襟元の基礎知識(男性編)
男性の就活スタイルでは、シャツの種類や襟の形だけでなく、ネクタイのデザイン、結び方なども意識するとよいでしょう。
- ボタンダウンは避ける
- ネクタイはしっかりしめる
- ネクタイの色や形を確認する
ボタンダウンは避ける
襟先にボタンがついているボタンダウンタイプのシャツは、おしゃれでネクタイをしなくても襟のかたちがきれいに保てるので、クールビズの季節などに人気があります。
ボタンダウンのシャツを着用しているビジネスマンもいるので、問題ないと思うかもしれません。
しかし、就活ではカジュアルな印象を与えてしまうので避けた方が良いでしょう。
ワイシャツの襟のかたちは一般的なレギュラーカラー、ワイドカラーのいずれかを選んでください。
ネクタイはしっかりしめる
就活写真では、ネクタイをしっかり締めることが大切です。
襟とネクタイの間にスキマがあると、だらしなく見えてしまうので気をつけましょう。
写真を撮る前には、ネクタイが曲がっていないか、汚れがついていないかもあわせてチェックしてください。
ネクタイの結び方には主に以下3つのパターンがありますが、ビジネスシーンに適した結び方を選ぶ必要があります。
- プレーンノット:基本的で最も簡単な結び方。結び目が小さいので襟の形やネクタイの種類を選ばない。
- ウィンザーノット:結び目が大きく型崩れしにくい。フォーマルなシーンに適している。
- セミウィンザーノット:ウィンザーノットに比べ結び目がスリム。ビジネスシーンに適している。
写真撮影の際は、左右対称のきれいな結び目が作れるセミウィンザーノットがおすすめです。
ネクタイの色や形を確認する
ネクタイには、さまざまな色やデザインがあるので迷うでしょうが、ストライプや小さめのドットなど、ベーシックなデザインを選ぶと失敗しにくいでしょう。
赤はアクティブで情熱的、青は冷静で知的など、色によって与える印象が異なります。
企業が求める人材のイメージに合わせてカラーを選ぶのがおすすめです。
素材はシルクが一般的で、ニットやウール素材はカジュアルな印象を与えるため、避けるのが無難です。
細いネクタイはファッション性が高くなってしまうので、剣先の幅が7〜8cmほどのオーソドックスなタイプを選びましょう。
【就活写真】襟元の基礎知識(女性編)
女性が就活で着るシャツには大きく分けて2つのタイプ(レギュラーシャツ、スキッパーシャツ)があります。
それぞれに着こなし方が異なるので、違いをチェックしておきましょう。
- 襟のタイプによって着こなしが変わる
- ボタンは一番上まで留める
- 場合によっては襟なしのシャツでもよい
襟のタイプによって着こなしが変わる
就活で女性が着用するワイシャツは、次の2種類が一般的で、それぞれ着こなし方が異なります。
- レギュラーシャツ:第一ボタンがあるため首元でボタンを留められるシャツ
- スキッパーシャツ:第一ボタンがないので、首元が開くタイプのシャツ
第一ボタンのついているレギュラーシャツは、きちんと上までボタンを留め、スーツの中に襟を入れましょう。
真面目で誠実な印象を与えるので、金融系や公務員など堅いイメージのある業種におすすめです。
一方のスキッパーシャツは第一ボタンがないので、襟を開いてジャケットの上に出すのが一般的です。
首元がスッキリすることで活発な印象を与えられるので、商社や営業職などの応募に合っているでしょう。
それぞれの襟のタイプにあわせて着方を調節しなければ、襟元がだらしなく見えてしまうため注意が必要です。
ボタンは一番上まで留める
レギュラーシャツでもスキッパーシャツでも、胸元を大きく開けて着るのはマナー違反なので、どちらのシャツも必ず一番上のボタンまで留めることが大切です。
女性の場合はネクタイをしないので、ボタンがあるのに留めていないのはだらしなく見えてしまいます。
とくにレギュラーシャツで第一ボタンを留めていないと目立つので、悪い印象を与えないためにもきちんと留めておきましょう。
首回りのサイズが合わないと、苦しくてボタンが留められない可能性があるので、自分の首に合ったサイズを選ぶことが大切です。
場合によっては襟なしのシャツでもよい
新卒の就活にはおすすめしませんが、転職活動や職種によっては襟なしのシャツでも問題ないケースがあります。
ジャケットは襟付きを選ぶのが基本ですが、ブラウスは襟なしでもフォーマルな印象になるのでOKです。
ただし、胸元に大きなフリルがついている、色やデザインが派手といったブラウスは、就活にそぐわないと思われる可能性が高いので控えた方がよいでしょう。
就活写真は白いシャツがベター
就活写真を撮るときは、白いワイシャツを着るのが一般的です。
色付きのシャツは、たとえ薄い色だとしても就活に不向きと考える採用担当者もいるので、写真でも面接でも避けるべきでしょう。
白いシャツは汚れが目立ちますが、とくに襟元は皮脂汚れなどが気になる場所なので、撮影前に汚れていないかチェックしてください。
ネクタイを締めたりジャケットを羽織ったりするときには襟を立てる必要がありますが、ファンデーションが付きやすいので気をつけましょう。
基本的な就活写真の身だしなみ
就活写真の撮影では、服装やメイク、髪型など、総合的な身だしなみに気を配る必要があります。
- 服装
- メイク
- 髪型
服装
就活写真では基本的にリクルートスーツを着ますが、転職活動の場合はビジネススーツでも問題ありません。
企業から「スーツ以外」と指定された場合は、ラフな私服ではなく、ジャケットを羽織ってビジネスカジュアルなスタイルにするのがおすすめです。
ジャケットやシャツのサイズが合っていないとだらしなく見えるため、体に合ったサイズを選び、シワや汚れがないように気を付けましょう。
メイク
女性の就活写真では、ノーメイクがNGとされているため、きちんとメイクをして臨む必要があります。
派手なメイクは就活に向かないので、つけまつげやラメの入ったアイシャドウなどは使わず、ナチュラルに仕上げましょう。
ただし、アパレル業界などでは、多少派手でもブランドのイメージに合ってさえいれば問題ないケースもあるので、応募先に合わせて調整してください。
男性も、青ひげやニキビなどを隠すためにメイクが有効です。
しかし、ファンデーションの色が肌と合っていなかったり、塗りむらがあったりすると不自然な印象になってしまうので注意が必要です。
髪型
就活証明写真は、面接時の本人確認のために使用されるので、しっかり顔が見えていることが重要です。
そのため、前髪やサイドの髪で顔が隠れている写真は、就活写真として適切ではありません。
また、書類選考では写真が唯一のあなたのビジュアル情報になるため、寝癖や髪の乱れがあると良い印象を与えられないでしょう。
髪はナチュラルな色にし、清潔感のある印象になるよう、スタイリング剤を用いてスッキリと整えてください。
就活写真では襟元を意識
就活写真は、多くの場合バストアップ写真を提出することになるので、顔とともに襟元にも注目されます。
襟元に汚れやしわが付いていないかを確認し、だらしない印象を与えないよう注意しましょう。
男性は、ネクタイのデザインや結び方を意識し、女性は襟のタイプに適した着こなしで、採用担当者に良い印象を与えましょう。
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就活写真.com編集部
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