就活用の証明写真を撮影するときには、一目で本人だとわかるかどうか、見る人に好印象を与えられるか否か、といった点を意識してヘアスタイルを決める必要があります。
証明写真はあなたの第一印象になり得るため、ネガティブな印象を持たれないように工夫しましょう。
この記事では、就活証明写真に適したヘアスタイルを男女別に解説しています。ヘアセットのポイントとNGな髪型についてもまとめているので、あわせて確認してください。
目次
就活証明写真用ヘアスタイルのポイント
就活証明写真では、顔がしっかり見える髪型のほか、就活に適したヘアスタイルであることが求められます。
以下の点に注意し、好印象を与えられるようにスタイリングしましょう。
- 前髪が目にかからないようにする
- きちんと結ぶ
- スタイリング剤を活用する
前髪が目にかからないようにする
履歴書やエントリーシートに貼る写真では、何よりもまず「顔がしっかり見えていること」が重要になります。
就活証明写真は、あなたの第一印象になるほか、面接時の本人確認でも使用されるため、顔や表情が見えるように撮影しましょう。
前髪やサイドの髪によって顔周りに影ができると暗い印象を与えかねないため、顔に髪がかからないよう気をつけてください。
前髪をすべて上げる必要はありませんが、可能な限りおでこと眉毛を出すことで、明るくフレッシュな印象を与えることができます。
きちんと結ぶ
ロングヘアの場合は一つに結ぶパターンが多いですが、ふんわりと結んでおくれ毛を作るようなヘアスタイルはNGです。
無造作風の髪型はおしゃれですが、就活に適しているとはいえず、人によってはだらしない印象を持つ可能性があるので避けましょう。
また、おくれ毛同様に気を付けたいのが「アホ毛」です。
頭頂部から毛が飛び出していると髪が乱れて見えるので、きちんと直して撮影に臨むか、撮影後にレタッチで整えるとよいでしょう。
スタイリング剤を活用する
ヘアスタイルを整えるときには、スタイリング剤をうまく活用しましょう。
髪の乱れを整えたり、毛流れを作ったりするために使うので、キープ力のあるスタイリング剤がおすすめです。
ただし、カチカチに固まるタイプのジェルやスプレーは、手直しできなくなるので使わない方が無難です。
また、スタイリング剤をつけすぎると、髪がべたっとして清潔さがないように見えてしまうので、使いすぎないように注意してください。
女性におすすめの就活写真ヘアスタイル
女性におすすめのヘアスタイルを3パターン紹介し、それぞれの髪型をつくる際のポイントを解説します。
- ポニーテール
- ショート・ボブ
- ハーフアップ
ポニーテール
ロングヘアでの就活に適した定番スタイルで、後ろに髪をまとめることで顔周りがスッキリと見えます。
ポニーテールにするときは、前髪で眉毛や目が隠れないように注意し、触覚部分の髪も出ないように結ぶのがポイントです。
就活写真では斜めに整えた前髪が一般的ですが、普段からおでこを出している人は無理に前髪を作らなくても問題ありません。
結ぶ位置が高すぎると写真に写ってしまうので、できるだけ後頭部の真ん中より下で結びましょう。
ショート・ボブ
ショートヘアやボブスタイルの人は、左右の髪を耳にかけ、フェイスラインをしっかり見せるのがポイントです。
髪が肩より短い場合は、無理に結ばない方がスッキリまとめられます。
毛先が広がってしまうとスタイリングしていないように見えてしまうので、コテやアイロンで調整し、広がらないようにスタイリング剤で整えましょう。
厚めの前髪やぱっつん前髪は目元に影を作ってしまうので、左右に流しておでこを出すのがおすすめです。
ハーフアップ
ロングヘアの場合は、ポニーテールのほかにハーフアップもおすすめです。
前髪は、ほかの髪型と同様に、顔が隠れないようにスタイリングしましょう。
ハーフアップは柔らかい雰囲気を出せますが、下りている部分の髪を巻くのはおすすめしません。
巻き髪にしてしまうと、就活にそぐわないスタイルだと判断されかねないため、就活写真では控えておきましょう。
天然パーマの場合は、ボリュームが出すぎないようにスタイリング剤で抑えるのがおすすめです。
男性におすすめの就活写真ヘアスタイル
男性におすすめしたい就活写真のヘアスタイルを2つ紹介します。
それぞれのスタイリングのポイントを解説するので、ぜひチェックしてください。
- ショート
- ツーブロック
ショート
就活写真における男性のヘアスタイルは、基本的にショートヘアにするのがおすすめです。
証明写真は正面から撮るので、写真で襟足が写らない程度の長さが理想です。
女性同様、おでこと眉毛、耳がしっかり見える髪型にすると好印象を与えられるでしょう。
前髪が眉毛より短い場合はアップバングが向いていますが、眉より下の場合は重みで下がってしまうことがあるため、サイドに流すスタイルが無難です。
ツーブロック
ツーブロックはNGといった意見もありますが、基本的にはツーブロックでも問題ないでしょう。
ただし、地肌が見えるほど短い刈り上げはラフな印象になるため、就活写真では避けたほうが無難です。
髪が少し長いぶんにはスタイリング剤やレタッチでごまかすことも可能ですが、短くなりすぎたツーブロックは修正が困難です。
撮影の直近でヘアカットする場合は、サイドが短くなり過ぎないように気を付けましょう。
就活証明写真でNGなヘアスタイルは?
就活写真ではNGとされる髪型があり、場合によっては選考に悪影響を与える可能性があるので注意しましょう。
- 坊主
- マッシュ
- パーマやロン毛
- 明るい髪色
坊主
就活写真で坊主はNGとされています。
「宗教色を感じさせる」「反社会的なイメージを連想させる」などさまざまな理由がありますが、万人受けするヘアスタイルではありません。
接客業務がある企業ではとくに敬遠されがちです。
部活の影響などで就活までに髪を伸ばせない場合は、部活に力を入れていたことをアピールすることで印象が良くなるケースがあります。
マッシュ
流行りのマッシュヘアはかわいらしい印象になるため、幼く見えるほか、採用担当者によっては「遊んでいそう」と不真面目なイメージを持つ人もいます。
また、写真撮影の際には目元に影ができ、前髪で表情も見えにくくなるため、就活写真には適していないヘアスタイルといえるでしょう。
撮影のために髪型を変えたくないという人は、前髪をセンター分けにしたりアップバングにしたりしておでこを出せば問題ありません。
パーマやロン毛
就活写真で重要視されることの一つに「清潔感」が挙げられますが、ロン毛や過度のパーマはだらしない印象を与えてしまうので避けましょう。
とくに男性は、入社後も「ロン毛、パーマ禁止」といった企業があり、それらの企業へのエントリー写真にロン毛やパーマで臨めば不採用になる可能性が高くなります。
明るい髪色
基本的に就活では黒髪がよいとされていますが、自然に見える髪色であれば多少明るくても問題ありません。
7トーン以下のカラーであれば、ほぼ黒髪のように見えるのでおすすめです。
いわゆる「黒染め」のような市販の染髪剤は、不自然なほど真っ黒になってしまうことがあるので、撮影日が近づいてきたタイミングでは使用しない方が無難でしょう。
髪色を少し暗くする程度であれば撮影後にレタッチで修正できるので、レタッチプランのある写真館で撮影するのも一案です。
ヘアスタイルの問題は多少なら修正できる
写真撮影の前にしっかりチェックしていても、撮影データを見て、アホ毛や髪色が気になることはあるでしょう。
この程度の問題であれば、レタッチで修正できるので心配しなくても大丈夫です。
ただし、慣れていない人がレタッチをすると不自然な仕上がりになってしまうので、写真館やスタジオで撮影して、そのまま修正を依頼するのがおすすめです。
就活証明写真に適したヘアスタイルで好印象を与えよう
髪で顔が隠れているような写真では、同一人物だと判断するのに時間がかかり、採用担当者に負担をかける可能性があります。
また、髪が乱れていると「だらしない」「やる気がない」といった印象を与えかねないため、きちんと整えて撮影に望みましょう。
就活証明写真のヘアスタイルは、見る人が清潔感や明るさを感じられるように整えると好印象を与えることが可能です。
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就活写真.com編集部
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