昨今では、カラコン(カラーコンタクトレンズ)をプライベートや仕事中だけでなく、就職活動の際にも着用する就活生がいます。
しかし、「就活でカラコンってつけてもいいの?」と疑問に思う方もいるでしょう。
本記事では、就職活動で企業に提出する履歴書やエントリーシートの顔写真でカラコンの着用をしてもいいのかを踏まえ、着用する際の注意点について詳しく紹介します。
就職活動でカラコンの着用を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
就活の写真でカラコンをつけるのはあり?
結論から言うと、就活の写真でカラコンをつけるのはおすすめしません。
企業が最終的に就活生の採否を決めるのは、能力や人間性、将来性といった要素です。しかし、ある程度見た目や雰囲気も踏まえて判断することもあるでしょう。
その点、就職活動において履歴書やエントリーシートは、企業が初めて就活生を認知する機会であり、証明写真からの第一印象は書類選考を通過できるのかを決める重要な判断材料です。
企業の採用担当者の中には、就活の際にカラコンを装着することに対して良く思わない方もいるでしょう。
1度選考に落ちてしまうと再度選考を受けられないケースのある就活において、少しでも懸念となる要素は避けておくべきでしょう。カラコンもそのうちの1つといえます。
企業から見たカラコンの印象とは
カラコンは自分らしさを表現するアイテムの1つです。
しかし、一般的に履歴書やエントリーシートの写真でカラコンを着用されると、企業の面接官は以下のような印象を受ける可能性があります。
- 常識がない
- 自己主張が強い
- 入社意欲が低い
常識がない
一般的に、就活でカラコンを着用するのは推奨できることではなく、むしろ避けるべきと思われる方が多いでしょう。
たとえ履歴書やエントリーシートのような書類だとしても、企業の選考を受けている以上、採用担当者の時間を費やします。
そのうえでカラコンを着用することは、相手に対して不誠実な印象を与えてしまい、企業によっては「常識がない学生」だと判断するリスクがあるため、注意しましょう。
自己主張が強い
「自分らしさをアピールするために着用したい」という就活生もいるでしょう。
就活において、自身を周りの就活生とは違った形でアピールをして、企業へ強い印象を与えることは必要です。
しかし、アピールのためとはいえ、一般的に避けるべき行動を取ってしまうことで、自己主張が強く、協調性がないと認識されかねません。
入社意欲が低い
就活において、就活生は入社を希望する企業からの内定を何がなんでも獲得したいところです。
内定を獲得するためには少しでも企業へ好印象を与え、悪い印象を与えかねないことは避けるケースがほとんどでしょう。
その点、一般的に避けるべきとされているカラコンを着用するということは、企業に対しての入社意欲が低いと思われてしまう可能性があります。
特に志望度が高い企業への履歴書やエントリーシートに使用する写真においては、カラコンを着用しないほうがいいでしょう。
カラコンがOKとされるケースとは
履歴書やエントリーシートでカラコンの着用が決してプラスでないとはいえ、中にはカラコンを着用しても書類選考を通過する人もいます。
主なケースは以下の2つです。
- 自然体で相手に違和感を与えない
- ファッション性や個性を求められる業界の選考を受ける
自然体で相手に違和感を与えない
カラコンがNGとされるのは、明らかに普段の目ではなく、一目で不自然さが伝わってしまうためです。
しかし、相手が見ても違和感に感じない程度であれば、着用しても問題ないと言えるでしょう。
どうしてもカラコンを着用したい場合は、黒や茶色といった自然体な色合いのものをつけることをおすすめします。
プライベートでおしゃれの一部として着用するような水色やグレーなど、あまりにも黒目の部分が大きく見える色のカラコンは避けるべきです。
ファッション性や個性を求められる業界の選考を受ける
カラコンがNGとされることが多いのは、事務職や営業職のような「ホワイトカラー」と呼ばれる職種です。ファッション性や個性を求められるアパレル業界やデザイン業界などにおいては話が変わってきます。
これらの業界では、むしろ個性やセンスが求められるため、面接でもカラコンを許可しているケースがあります。
しかし、アパレル業界やデザイン業界における全ての企業がカラコンを許可しているわけではないため、不安な方は企業に問い合わせてみると良いでしょう。
就活の写真でカラコンを使用する場合の注意点とは
何かしらの理由で就活においてカラコンを着用したいという方は、以下のような点に注意してみてください。
- 目の色に馴染んでいるレンズを着用する
- 目の大きさを変えないレンズを着用する
- カラコンに合ったメイクをする
- 面接で聞かれた時には明確な理由を伝える
目の色に馴染んでいるレンズを着用する
まず大前提として、カラコンを着用することで企業の採用担当者に違和感を与えてしまってはNGです。
最大限に注意すべきはカラコンの色であり、あまりにも派手な色や一目で分かるような色は避けなければいけません。
そのため、ブラックやブラウンといった日本人の目の色に多いカラーを選択しましょう。写真の仕上がりも確認必須です。
目の大きさを変えないレンズを着用する
昨今では、黒目を大きく見せるために着用するカラコンがあります。黒や茶色で色的には違和感がなくても、黒目のサイズが大きすぎてしまったり、目力が強すぎたりしてしまうと違和感が生じてしまいます。
そのため、着用するカラコンを選ぶ時は色だけでなく、カラコンをつけたときの黒目の大きさも確認しなければいけません。
カラコンに合ったメイクをする
カラコンをつけて見た目に違和感が生じてしまう場合は、メイクを変える方法がおすすめです。
例えば、カラコンによって目元が明るくなっているのに対して、全体的に暗い印象を与えるメイクをしてしまうと目元が目立ってしまい、不自然な印象を与えかねません。
カラコンを着用する際は、目元がナチュラルに写るようなメイクを心がけましょう。
面接で聞かれた時には明確な理由を伝える
履歴書やエントリーシートではカラコンを着用した場合、人事や採用担当から「なぜカラコンを着用しているのんですか?」と質問されるかもしれません。
その際は、明確な理由を伝えてください。
例えば、「私は自分の目元に自信がなく、少しでも明るい印象を与えたいと思い、恐縮ですが着用いたしました」というような伝え方です。
明確な理由があり、今回の選考において必要なことだった旨を伝えることで、マイナスな印象は払拭しやすくなるでしょう。
明確に理由が答えられない場合は、裸眼や通常のコンタクトレンズの着用をおすすめします。
就活の写真は企業目線で撮影しよう
本記事では、就活における証明写真でカラコンを着用する際の注意点について解説いたしました。
基本的にカラコンは着用しないほうが無難ですが、どうしても着用したい場合は細心の注意を払わなければいけません。何も考えずに着用すると、企業から評価を大きく下げられてしまう恐れも。
就活写真はその人のイメージを企業に伝える大切な要素のひとつです。自分の中で「大丈夫だろう」ではなく、「企業の採用担当はどう思うかな」というように、企業目線で考えると良いでしょう。
最低限の撮影時のマナーを押さえながら、カラコンを活用して自分らしい就活写真を撮影しましょう。
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