ES(エントリーシート)の証明写真を用意しなければならない時期になると、「服装は?」「写真サイズは?」と、さまざまな疑問が浮かんできます。
そもそもなぜ証明写真が必要なのか分からない!という人もいるのではないでしょうか。
最近では、証明写真だけでなく「あなたらしい写真」を求められるケースもあり、より写真選びが大切になっています。
この記事では、ES用証明写真の基本マナーと注意点について解説しています。「あなたらしい写真」についても触れているので、ぜひ参考にしてください。
目次
ESの証明写真は重要
書類選考では、書類に記載された内容と写真によって企業があなたのことを判断するため、証明写真で良い印象を与えることが重要になります。
最近では、選考書類に顔写真を求めない企業も増えてきていますが、まだ多くの場合で証明写真が必要になります。
ESの証明写真は、面接時の本人確認が最も重要な目的のため、一見して本人と分かる写真でなければいけません。
また、企業にあなたのビジュアル情報を伝える手段でもあるので、どんな印象を持たれたいかを考えて撮影するとよいでしょう。
ESと履歴書の違い
ESとは、インターンシップの申込みや書類選考への応募に必要になる書類のことです。
履歴書とは内容が異なり、多くの場合で企業が用意しているテンプレートをダウンロードまたは印刷して使用します。
履歴書が、経歴やスキルを記載する書類なのに対し、ESはあなた自身をアピールするための書類になります。
どちらも提出しなければならない場合、両方の書類に証明写真が必要になりますが、同じ写真を使用しても問題ありません。
ただし、基本ルールが守られていない証明写真は、良い印象を与えられないため注意する必要があります。
ES用証明写真の基本マナー
ES用証明写真の基本マナーについて解説します。
履歴書用の証明写真も基本マナーは同じなので、しっかり確認しておきましょう。
インターンシップの申し込みでも、以下のマナーを守って撮影する必要があります。
- 身だしなみ
- 背景色
- 写真サイズ
- 有効期限
- 表情と姿勢
身だしなみ
服装は、黒や濃紺のリクルートスーツを着て白いシャツを合わせるのが一般的です。
男性は、企業に与えたい印象を考え、ネクタイの色を選ぶとよいでしょう。
基本的にアクセサリーは外して撮影しますが、アパレル業界やアナウンサーへの応募では、アクセサリーを付けたまま撮影することもあります。
また、前髪が目にかかっていたり、輪郭が隠れるような髪型だったりすると、暗い印象を与えかねないため、眉毛、目、耳が見える髪型を意識して整えましょう。
服装や髪型、メイクは、健康的で清潔感のある印象を与えられるよう心掛けてください。
背景色
撮影時の背景色は、「白、薄いブルー(水色)、薄いグレー」のいずれかを選ぶとよいでしょう。
白と水色は、「爽やか」「フレッシュ」といった印象になり、薄いグレーは落ち着いた雰囲気が演出できるので、企業のイメージや相手に与えたい印象に合わせて選んでください。
赤やオレンジなどの派手な背景は、就活用の証明写真には適さないため避けた方が無難です。
また、黒やダークグレーの背景は、写真全体を暗くしてしまうのでおすすめできません。
写真サイズ
証明写真のサイズは多くの場合で「縦4cm×横3cm」と指定されますが、ESのテンプレートによって異なる場合があるので、よく確認しましょう。
添付する枠からはみ出したり、小さすぎたりすると良い印象を与えられないため、適切なサイズの写真を用意する必要があります。
また、Webエントリーでは「cm」ではなく「px(ピクセル)」でサイズ指定されるので、必要に応じて画像データのリサイズを行ってください。
有効期限
ESの証明写真は本人確認に使用されるため、公的書類の写真と同様に「3か月以内」に撮影された写真であることが求められます。
企業によっては「6か月以内」と指定される場合もありますが、いずれも指示を守った写真を使用するようにしてください。
期限内に撮影した写真でも、体型や髪型によって本人と分からない場合には撮り直すことをおすすめします。
表情と姿勢
撮影時の姿勢は背筋を伸ばし、カメラに向かって正面を向いて少しあごを引いた状態がベストです。
あごを引きすぎると睨んでいるような角度になるので気をつけてください。
表情は、歯を見せた笑顔や無表情ではなく、自然なほほ笑みになるよう心掛けましょう。
語尾に「い」が付く単語を言ったあとに下唇を閉じると、自然と口角が上がるので試してみてください。
写真館やスタジオで撮影すると、表情や姿勢だけでなく、身だしなみのアドバイスも受けられるのでおすすめです。
ES用証明写真の注意点
ES用の証明写真は、使用時にも気をつけなければならない点があります。
間違った使い方で提出してしまうと良い印象を与えられないので、しっかりチェックしてください。
- 必要な枚数を用意
- 写真の裏には名前
- Webエントリー
必要な枚数を用意
ES用の証明写真は、今後提出する履歴書でも使うことがあるため、必要な枚数を用意しておきましょう。
途中で、応募したい企業が増えた場合や紛失に備えて、少し多めに現像するのがおすすめです。
画像データが手元にあると、急に写真が必要になったときでも焦らずに済みます。
証明写真の枚数が足りないと、焼き増しをしなければなりませんが、画像データがない場合には新たに撮らなくてはなりません。
証明写真が足りなくなったときに、使い回すような事態にならないよう、余裕を持って用意しておきましょう。
写真の裏には名前
証明写真の裏には、剝がれてしまったときに備えて必ず名前を書きましょう。
学生であれば学校名も必須です。
写真の撮影日を記入する必要はありませんが、企業側から指定された場合には記載してください。
裏書きは、消えてしまわないように、鉛筆やボールペンは使用せず、必ず油性ペンで描きましょう。
名前が書いてあっても、写真が剥がれるのはあまり良い印象を与えないため、のりや両面テープでしっかりと貼り付けてください。
Webエントリー
Webエントリーのためには、証明写真の画像データが必要になります。
証明写真を撮影したりスキャンしたりしたものでも構いませんが、画質が落ちる可能性があるので、写真館やスピード写真機でデータを手に入れる方がよいでしょう。
Webエントリーの場合は、サイズに気をつけるほか、ファイル名にも気を配る必要があります。
証明写真のデータは必ず「jpg」または「png」の拡張子で保存し、氏名と大学名が分かるよう「氏名_大学名.jpg」といった分かりやすいファイル名にしてください。
あなたらしい写真が必要な場合
ESの提出時には、証明写真だけでなく「あなたらしい写真」を求められるケースがあります。
あなたらしい写真は、ESの内容や証明写真では分からないあなたの人柄が伝わる写真を選んでください。
以下、「あなたらしい写真」の例です。
- ガクチカなど、企業にアピールしたい経歴が分かる写真(ボランティア活動、サークルなど)
- 自身の強みをアピールできる写真(目標を達成できる、コミュニケーションが得意など)
ただし、喫煙や飲酒シーン、ギャンブルに関わる写真など、見る人によって不快感を覚える可能性がある写真は避けた方が賢明です。
また、幼少期の写真や、今のあなたとつながりがないような写真は、良い印象を与えられないため使わないようにしましょう。
ES用の写真でマナーを守って内定を引き寄せる
ESの証明写真は、企業が最初にあなたを目にする機会になるため、面接につなげられるよう、できるだけ良い印象を与える必要があります。
撮影と使用時のルールを守り、社会人としてのマナーが守れる人物であることをアピールしましょう。
「あなたらしい写真」の提出を求められる場合は、ネガティブな印象を与えかねない写真は避け、あなたの強みがしっかりアピールできる写真を選んでください。
マナーを守り、好印象を与えられる証明写真で内定を引き寄せましょう!
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