就活では、応募する企業の数によってたくさんの就活写真が必要になるケースがあります。
近年はWebエントリーシートの提出を求める企業がほとんどですが、最終選考に近づくに連れて履歴書の提出を紙で求める企業が多いです。
多くの書類を作成する中で写真が足りなくなると、「写真を使い回してもいいかな」という考えが頭をよぎるかもしれません。
しかし、就活証明写真の使い回しにはデメリットがあるため、安易に行わない方がよいでしょう。
この記事では、就活写真の使い回しについての疑問にお答えし、その理由についても詳しく解説しています。
就活写真を使う際の注意点もまとめているので、ぜひ書類作成の前に読んでみてください。
目次
就活写真は使い回してもいい?
就活写真の使い回しは絶対にやめましょう!
就活証明写真は、あなたが企業の目に留まる最初の機会です。
そんな大切なときに折れたりシワが寄ったりした写真を使ってしまっては、悪い印象を与え、受かるものも受かりません。
まだ使えるのに勿体ないと思うかもしれませんが、書類ごとに新しい写真を使用しましょう。
もしかしたら、きれいに剥がしてしっかり貼ればバレないかもしれません。
しかし、仮にバレてしまったら「真剣ではない」と判断される可能性が高く、合否に影響を与えるため、あまりにもリスキーです。
書類選考でわざわざ危険を冒す必要はないので、未使用のきれいな証明写真を貼って、好印象を与える書類の作成に力を注ぐ方がよいでしょう。
履歴書ごとに使い回せばバレない?
履歴書ごとに使い回せばバレないのでは?と考える人もいるでしょうが、こちらもおすすめできません。
志望動機に書かれたことが、その企業の業務内容やイメージと異なっていれば「他の会社のことなのでは?」と不信感を抱かせることになります。
一方で、あらゆる企業に提出しても対応できるような内容の志望動機では、どこの企業にも刺さらない可能性が高くなってしまいます。
書類選考では、履歴書に貼られた証明写真だけでなく、書類に記載された内容、さらには書類の状態も合否に関わります。
使い回して汚れやシワがついている履歴書では、提出した企業に対する誠意や、就活したいという気持ちが伝わらないでしょう。
面倒くさがらず、一社ごとに宛てた履歴書を作成することが大切です。
就活写真を使うときに気を付けたい5つのポイント
使い回しの他にも、証明写真の使い方によっては採用担当者にネガティブな印象を与えてしまうことがあります。
以下、証明写真の使用時に気を付けたい5つのポイントについて解説します。
- 有効期限をチェックする
- 写真のサイズが適正か確認する
- webエントリーの写真サイズを確認する
- 写真の裏には名前を書く
- 納得できない写真は撮り直す
有効期限をチェックする
就活写真は、多くの場合で「3か月」または「6か月」以内に撮影したものを使用するよう指示されます。
これは、証明写真の目的の一つが「面接時の本人確認」であるため、公的証明書に沿うかたちで設定されている期限です。
厳密なルールではないため撮影日の記入は不要で、数日過ぎたからといって使えなくなるわけではありませんが、一見して本人と分からない写真は、期限内であっても撮り直す方がよいでしょう。
サイズが適正か確認する
選考書類では、一般的に「縦4cm×横3cm」の証明写真が使用されますが、企業によっては異なるサイズを指定しているケースがあるため、しっかり要件を確認しましょう。
アナウンサーやエアライン業界、アパレルメーカーなどで全身写真やスナップ写真を求められる場合では、L版で提出するのが一般的ですので、こちらも確認してから撮影してください。
写真のサイズを間違えたまま提出すると、「大雑把」「適当」などネガティブなイメージを持たれる可能性があるので注意しましょう。
webエントリーの写真サイズを確認する
紙のエントリーシートや履歴書だけでなく、webエントリー、web履歴書でも写真のサイズを確認しましょう。
web用の写真サイズはpx(ピクセル)で指定されることが多く、印刷用データでは大きすぎる場合があります。
大きいデータはアップロード前にリサイズを要求されることがほとんどですが、そのまま送ることが可能なケースもあり、その場合は企業に「ルールが守れない人」というイメージを与えかねません。
証明写真の要件を確認し、必要であればきちんと指定サイズに調整してから送りましょう。
写真の裏には名前を書く
万が一、写真が剥がれてしまった場合に備えて、証明写真の裏には必ず名前を書きましょう。新卒の場合は学校名も記入します。
文字が薄れて読めないという事態を避けるため、鉛筆やボールペンは使用せず、必ず油性ペンで書いてください。
もちろん写真が剥がれ落ちないことが最も重要なため、証明写真はスティックのりや両面テープを使ってしっかりと貼り付けましょう。
納得できない写真は撮り直す
撮影したときは問題がないと思っても、下記のように気になる部分を見つけたり、周囲の人から指摘されたりすることがあります。
- 今の自分と違って見える
- シャツやネクタイに汚れがついている
- 写真全体が暗い
- 顔色が悪く見える
とくに自身の見た目については、本人よりも周囲の人の意見の方が的確であるケースがあるため、「別人に見える」といった意見が出た場合には撮り直す方が良いでしょう。
就活写真を使い回さないためには
就活証明写真の使い回しは、「企業に良い印象を与えない」という大きなデメリットがあるため、避けるのが賢明です。
使い回しを防ぐために有効な手段を知って、最適な対策をしてください。
- 必要な枚数を把握
- 焼き増しデータを確保
- 余裕のあるスケジューリング
必要な枚数を把握
就活では、応募する企業の数によって必要になる写真の枚数が異なります。
一般的に証明写真は20枚程度あれば良いとされていますが、企業のエントリー数によっても変わってくるので、自身に必要な枚数を把握しておきましょう。
「途中で足りなくなる」「紛失や破損といったトラブル」などに備えるため、書類の提出が必要な企業は1社あたり2〜3枚を目安に用意しておくと安心です。
焼き増しデータを確保
写真が足りなくなったり、急に応募先が増えたりしても、焼き増しできる画像データがあれば安心です。
スピード写真機で撮影する場合には、データのダウンロードができない機種もあるため、撮影前によく確認してください。
写真館や写真スタジオでは、データ込みの料金プランと別途料金が必要になるケースがあるので、お店のホームページや問い合わせなどで確認しましょう。
写真館によっては写真のリサイズに対応してくれるので、自身でサイズ調整するのが不安な人は相談してみてください。
余裕のあるスケジューリング
書類の提出期限が迫り、焦って撮った写真は、「身だしなみが整っていない」「表情が良くない」といった仕上がりになりかねません。
また、写真の枚数が足りず、コピーしたり使い回したりしなければならない事態に陥る可能性も考えられます。
インターンの申し込みや採用選考は、書類の提出期限が開催期間の1~2か月前に設定されているので、提出期限を考慮し、余裕を持ったスケジュールで証明写真を準備しましょう。
就活証明写真の撮影は写真館がおすすめ
就活証明写真の撮影は、クオリティの高い仕上がりになる写真館や写真スタジオがおすすめです。
画像データはCD-ROMやUSBメモリなどで受け取ることができ、必要に応じて焼き増しすることも可能です。
webエントリーに備えて異なるサイズの写真が必要な場合には、写真のリサイズを頼みましょう。
ただし、リサイズ対応はお店によって別途料金がかかるケースがあるため、あらかじめWebサイト等で確認しましょう。
就活写真は使い回さず好印象を与えよう
就活において証明写真の使い回しはNGです!たとえ使い回しだとバレなくても、折れたりシワが寄ったりした写真では良い印象を与えられません。
証明写真だけでなく、履歴書ごと使い回すことも「真剣ではない」と思われる可能性があるので、やめておきましょう。
写真を使い回さないように、事前に必要な枚数を把握し、焼き増し用のデータを確保しておくといった準備が大切です。
ですので、選考書類には未使用のきれいな写真を貼り付け、良い印象を持ってもらえるよう心掛けましょう!
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就活写真.com編集部
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