履歴書に貼る証明写真には、知っておきたい基本ルールがあります。
「初めての証明写真で何も分からない!」という人でも、一つずつルールを確認すれば失敗しないので安心してください。
この記事では、履歴書用の証明写真の基本ルールと、撮影のポイントについてまとめています。
ぜひ最後まで読んで、証明写真準備の参考にしてください。
目次
履歴書の証明写真は重要
履歴書に貼る証明写真は、面接時の本人確認に使用されるほか、書類選考であなたのビジュアル情報を企業に伝えるという役割を持ちます。
また、証明写真の撮影や使用方法から、一般的なルールが守れる人かどうかを判断する材料にもなるため、履歴書の証明写真は重要であるといえます。
見た目で合否が決まることはありませんが、営業職や接客業など顧客に接する機会の多い業種では、第一印象の良さが評価の対象になるため注意が必要です。
証明写真から受ける印象が、そのままあなたの第一印象になるので、証明写真を用意するときは、相手に良い印象を持ってもらえるよう心掛けましょう。
履歴書用証明写真の基本ルール
一般的に履歴書に使用する証明写真にはルールが定められており、基本ルールが守れないと良い印象を与えられないため気をつけましょう。
ただし、応募する企業によって細かいルールが異なるため、写真の要件をしっかり確認することが大切です。
- サイズ
- 期限
- 背景色
- 写真の裏書き
サイズ
履歴書に使用する証明写真のサイズは「縦4cm×横3cm」が一般的ですが、指定がない場合は履歴書の枠に合わせたサイズを用意しましょう。
マイナンバーカードやパスポート用に撮影した写真をカットして使用しても問題ありませんが、角が直角でなかったり、ふちが曲がっていたりすると良い印象を与えません。
ハサミではなく定規とカッターを使って切る、もしくは写真館で裁断してもらうとよいでしょう。
また、運転免許証用の証明写真は履歴書の枠より小さいことがあるため、履歴書には使用しないことをおすすめします。
期限
証明写真の使用期限は一般的に「3か月以内」とされていますが、企業によっては「6か月以内」と指定される場合があるので、写真の要件に合わせて用意しましょう。
履歴書の証明写真は面接時の本人確認で使用されるため、古い写真では一見して本人と分からない可能性があります。
また、期限内に撮られた写真であっても、髪型やメイク、体型が大きく異なり別人に見えるような証明写真は使用しない方がよいでしょう。
背景色
証明写真の背景色は、「白、薄いブルー(水色)、薄いグレー」の中から選びましょう。
ただし、企業から「無地無色」と指定された場合は、白の背景で撮影してください。
白または薄いブルーの背景は、爽やかでフレッシュな印象になり、薄いグレーの背景は落ち着いた印象を与えます。
一方で、赤やオレンジといった派手な色は悪目立ちし、真面目な印象を与えないため就活には不向きです。
写真の裏書き
万が一、証明写真が剥がれてしまったときに備えて、証明写真の裏には名前を書いておきましょう。
撮影日は不要ですが、学生であれば学校名も記入してください。
記入した文字が消えないよう、鉛筆やボールペンではなく、必ず油性ペンを使用しましょう。
裏がシールになっているタイプの証明写真は名前が書きにくいため、不安であればシールタイプではない証明写真を選んでください。
履歴書の証明写真に適した身だしなみ
証明写真は、あなたの見た目を企業に伝える写真でもあるため、身だしなみにも気をつける必要があります。
清潔感のある身だしなみを心掛け、好印象を与えましょう。
- 服装
- 髪型
- メイク
- アクセサリー
服装
基本的にはスーツで撮影しますが、アルバイトの応募用やフリーランスの方の履歴書用であれば、必ずしもスーツである必要はありません。
ただし、Tシャツやトレーナーなど、あまりにカジュアルな服装では不適切と思われることがあるため、ジャケットやカーディガンなどを羽織って撮影しましょう。
また、服に汚れやシワがあるとだらしない印象を与えてしまうので、注意が必要です。
髪型
寝癖がついたままの髪や、前髪で顔が見えないような髪型は、「だらしない」「暗そう」といったイメージを持たれかねません。
前髪は、左右に流す、もしくは上げることで、しっかりと顔が見えるようにしましょう。
また、輪郭に髪がかかるのも良い印象を与えられないため、耳が見えることを意識して髪を整えましょう。
髪を結ぶ場合は、頭頂部からアホ毛(浮き毛)が飛び出さないようにスタイリング剤を用いてセットしてください。
メイク
履歴書用の証明写真では、派手なメイクはもちろん、ノーメイクもNGです。
ナチュラルメイクを心掛け、本人と写真にギャップが生まれないように気をつけてください。
男性も、青ひげや肌荒れが気になる場合は、ベースメイクで肌の質感を整えるとよいでしょう。
自身を美しく見せることよりも、「清潔感」や「健康的」といった印象を与えられるかどうかを基準に考えると、適度なメイクになるので試してみてください。
アクセサリー
証明写真の撮影では、基本的にアクセサリーは外して撮影しますが、アナウンサーやアパレル業界などに応募する際には効果的に使えます。
ただし、顔が隠れるような大きさのピアスや、ボリュームのあるネックレスは証明写真に不向きのため、シンプルなアクセサリーを選ぶとよいでしょう。
男性はネクタイピンを使用しても構いませんが、曲がっていたり変な位置にあったりすると良い印象を与えられないので注意してください。
証明写真を撮るときのポイント
履歴書で良い印象を与えるために、証明写真は重要な役割を担います。
身だしなみの他、以下の2つの点に注意することで、よりきれいな写真を撮ることができます。
- 姿勢
- 表情
姿勢
証明写真の撮影では、猫背にならないように背筋を真っ直ぐ伸ばし、軽くあごを引きましょう。
このとき、あごを引きすぎると上目遣いになり、睨んでいるような目線になるので注意が必要です。
一般的にカメラに向かって顔と体を正面にして撮影しますが、業界によっては斜めからのカットを求められるケースもあるため、必要に応じて角度を変えて撮影しましょう。
表情
表情は、「無表情」でも「満面の笑み」でもなく、「自然なほほ笑み」がベストです。
いつもより少しだけ目を開き、口角を上げると、明るく自然な表情になります。
「赤い」「きれい」など「い」で終わる言葉を言ったあとに、下唇を閉じると自然と口角が上がるので試してみてください。
証明写真はどこで撮るのがベスト?
履歴書用の証明写真は以下の場所で撮影できますが、おすすめは写真館(写真スタジオ)での撮影です。
- 写真館または写真スタジオ
- スピード写真機
- スマホで自撮り
自撮りやスピード写真機で撮った写真でも問題ありませんが、クオリティの高い証明写真が撮りたいのであれば写真館で撮影しましょう。
写真館では、服装や表情についてのアドバイスがもらえるので、初めての証明写真でも安心して撮影に臨めます。
サイズや背景などが分からないときも「履歴書用」と伝えれば、適切に撮影してくれ、画像データも受け取れるので、焼き増しにも困りません。
ヘアメイクやレタッチが含まれているプランを提供している店舗もあるので、ぜひ活用してください。
ただし、中には就活用の証明写真を得意としていない写真館もあるため、事前に口コミやホームページなどで確認してから利用するとよいでしょう。
履歴書の証明写真はルールを守って好印象を与えよう
履歴書の証明写真は、本人確認のために使われるほか、書類選考であなたのビジュアル情報を企業に伝える目的もあります。
履歴書の写真には、サイズ、期限、背景色などのルールがあり、基本ルールに沿っていないものを使用すると「ルールが守れない人」という印象を与えかねないため、注意が必要です。
きちんとルールを守って身だしなみを整え、好印象を与えられる証明写真を撮影しましょう。
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就活写真.com編集部
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