就職活動では、履歴書やエントリーシートなどで証明写真の貼り付けが必要になります。

証明写真の貼り付けは、企業側が就活生の顔や雰囲気の印象を把握するために求められますが、ただ顔が分かるように貼り付ければ良いというわけではありません。

証明写真は書類によって貼る際のサイズが指定されているのです。

この記事では、そもそも履歴書やエントリーシートなどでなぜ証明写真のサイズ調整が必要なのかを踏まえ、証明写真の注意点について詳しく紹介します。

企業の選考を受けようとしている就活生は、ぜひ参考にしてみてください。

📖目次

就活において写真のサイズ調整はなぜ重要?

「そもそもなんで証明写真のサイズを調整しなければいけないの?」と思う方もいるでしょう。

主な理由は、企業からの印象が悪くなってしまうからです。

履歴書やエントリーシートはある程度の書式や形式が決まっており、適切なサイズが定められています。

そのため、ほとんどの就活生が指定のサイズを守ったうえで履歴書やエントリーシートを提出します。万が一、自分だけ証明写真のサイズを守らなければ、悪い意味で目立ちかねません。

また、企業の採用担当は証明写真のサイズが違う書類を提出した就活生に対して、以下のような印象を持つ可能性があります。

  • ルールを守らない人
  • 我が強く自分のやり方で貫いてしまう
  • 適切なやり方を調べて把握しようとしない
  • 入社後の仕事も雑に行うのではないか
  • 提出した相手のことを考えない

上記のように、いずれも社会人として組織の中で仕事をするうえでは欠かせない要素に問題があると認識され、書類選考率が通りにくくなってしまいます。

就活で使用する書類別写真のサイズ

就活では、さまざまなシーンで写真の貼り付けが必要になり、種類によって指定されているサイズが異なります。種類別の写真サイズは主に以下の通りです。

  • 履歴書
  • エントリーシート(ES)
  • WEBエントリー

履歴書

履歴書は就職活動において必要不可欠であり、ほとんどの企業から提出を求められます。

履歴書の証明写真は基本的に「縦4.0cm × 横3.0cm」が一般的ですが、履歴書の種類によって多少前後があるため注意しましょう。

また、サイズの違いがあっても「縦36〜40mm」「横24〜30mm」といったように、縦と横の比率が「4:3」であることがほとんどです。

エントリーシート(ES)

エントリーシートも履歴書と同様に、企業へ書類選考などの応募をする際に提出が求められる書類です。

エントリーシートは履歴書のように市販で販売しておらず、応募する企業からもらわなければいけません。

一般的にエントリーシートの証明写真も履歴書と同様の「縦4.0cm × 横3.0cm」とされていますが、中にはそれ以外のサイズを指定していることもあります。

また、企業によって昨年と今年で違うサイズを指定していることがあるため注意しましょう。

WEBエントリー

昨今では、WEB上でのエントリー方法を導入している企業が増えており、特にサイズに困るパターンです。

WEBエントリーは完全に企業側の独自のフォーマットであり、企業によってサイズが異なります。

一般的に多いのは「縦560px(ピクセル) × 横420px(ピクセル)」「縦600px(ピクセル) × 横450px(ピクセル)」です。

金融系や保険関係の企業からは「縦320px(ピクセル) × 横240px(ピクセル)」を指定されることが多いです。

写真のサイズが合わなかったらどうする?

写真を用意する際に、サイズが合わないというケースも少なくありません。そんな時は以下のような方法がおすすめです。

  • 撮り直す
  • 写真を切る
  • 写真館でデータを焼き増ししてもらう

撮り直す

1番無難といえるのは撮り直す方法です。

写真館や駅などに設置されている証明写真の機械を使用する場合、撮り直しによって費用が発生しますが、企業へ提出する大事な書類なため、やむをえないでしょう。

写真を切る

写真が大きかった場合は、カッターやハサミで切りましょう。

自分で写真を切る際にハサミで切ってしまうと、多少のずれが発生してしまい、違和感が生じかねません。

そのため、ペンで軽く線や目印を引くか、定規とカッターを使う方法がおすすめです。

写真館でデータを焼き増ししてもらう

写真館で撮影した際は、写真を加工してくれたり焼き増ししてもらえたりします。

基本的には対応してくれるため、相談してみましょう。

就活で使用する写真の注意点とは

就活では写真の活用が必要不可欠であり、さまざまな注意点があります。主な注意点の例は以下の通りです。

  • 「大丈夫だろう」はNG
  • 早めに準備しておく
  • 提出の直前に貼りつける

「大丈夫だろう」はNG

履歴書やエントリーシートは、あくまで学歴や自己PR、志望動機などの記載情報をメインに選考結果が判断されます。

しかし、中には写真の貼り方1つも見落とさない採用担当者もいます。

「写真くらい多少ミスしていても大丈夫だろう」という考えが裏目に出てしまい、企業の選考に落ちてしまう可能性も十分にあるのです。

小さなミス1つで、志望企業の選考に落ちてしまうことほどもったいないことはありません。そのため、写真のような細かい部分にこそ注意を払うべきと言えるでしょう。

早めに準備しておく

履歴書やエントリーシートを企業に提出する際に起こりがちなミスとして、写真の貼り忘れや貼る前の写真が折れてしまうというケースが挙げられます。

写真を準備していても書類に貼り付けなければ意味がありません。折れた写真を貼ってしまっては、かえって企業に対して不快感を与えてしまうでしょう。

どんな理由があろうと、履歴書やエントリーシートを提出した際に写真が貼られていなければ、企業からすれば「常識が無い人」という認識をされてしまいます。

そのため、企業に履歴書やエントリーシートを提出する際には、ある程度余裕を持ち、提出期限の数日前には写真を万全な状態で準備しておきましょう

提出の直前に貼りつける

就活における写真関連のミスとして「写真を貼ったけど剥がれてしまった」というケースもあります。

提出時に写真を貼っていても、企業の担当者の手元に届いた瞬間に写真が貼られていなければ元も子もありません。

1度写真を貼ったとしても、写真に付けたのりの粘着力が弱まったり、物とぶつかって剥がれたりする可能性もあるのです。

そのため、写真は書類を提出する直前に貼り、のりを塗り忘れている場所が無いか確認しておきましょう。

就活の写真こそ注意して完璧に!

今回は、就活における写真のサイズについて、サイズ調整の必要性や種類別のサイズについて紹介しました。

就活は就活生の人生を大きく左右する大イベントであり、履歴書やエントリーシートで書類選考に通過するか、しないかで自分の人生に影響します。

写真の貼り付けは履歴書やエントリーシートの提出時に必須となるため、写真1枚が自身の人生に影響を与える可能性があるといっても過言ではないでしょう。

もし「写真くらい気にしないでも大丈夫」という考えがあり、選考でなかなか通過できずに悩まれている方は、ぜひ一度、履歴書やエントリーシートの写真1枚にもこだわってみてください。

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就活写真.com編集部

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