履歴書やエントリーシートには証明写真が必要ですが、最近では「あなたらしい写真」の提出を求められるケースが増えています。
いきなり「あなたらしい写真」と言われても、どんな写真を選べば良いのか分からず困っているのではないでしょうか。
安心してください!必要なポイントを抑えれば、自分らしい写真選びは難しくありません。
この記事では、「自分らしい写真」について詳しく解説すると共に、写真の選び方についてもまとめています。
注意点にも触れているので、ぜひ写真選びの参考にしてください。
目次
就活で「あなたらしい写真」を求められる理由
自己PRの写真を選ぶ前に、なぜ企業が「あなたらしい写真」を求めるのか、理由を知っておきましょう。
企業の意図が分かることで、自分らしい写真を選びやすくなります。以下が主な理由です。
- 応募者の人柄を知るため
- 自己PRと照らし合わせるため
応募者の人柄を知るため
企業にとって就活生の能力や熱意を知ることは大切ですが、その人柄も選考の重要なポイントになります。
学生の性格や考えが企業の方針に合わなければ、入社後に活躍できなかったり、早期退職につながったりすることも考えられるでしょう。
そのため企業は、履歴書やエントリーシートの内容や証明写真だけでなく、普段の様子を知ることで総合的に自社に適した人材か判断する必要があります。
「あなたが企業にアピールしたいことは何か」を考えて写真を探せば、きっと自分らしい写真を選ぶことができるでしょう。
自己PRと照らし合わせるため
「あなたらしい写真」は、自己PRや経歴と照らし合わせ、事実確認をするためにも重要な役割を持ちます。
書類では経歴をいくらでもごまかすことが可能で、自身を良く見せるために話を盛ることもできてしまいます。
一方で、写真に映る姿はごまかしようがないため、自己PRやガクチカエピソードの証明になるでしょう。
ただし、自己PRにまったく関係のない写真や幼少期の写真など、今のあなたを表していない写真は良い印象を与えない可能性があるので気をつけましょう。
就活で使える「あなたらしい写真」の選び方
どんな写真が「自分らしい」のかピンと来ない人のために、具体的にどんな写真を選べば良いのかを解説します。
就活で使える自己PR写真は、以下の3つの点を意識して選びましょう。
- 自分1人もしくは中心に映っている
- ガクチカがアピールできる
- 自分の魅力が伝わる
自分1人もしくは中心に映っている
サークルの代表や学祭の実行委員経験など、仲間との活動をアピールしたい人もいるでしょうが、大勢で映っている写真だと、あなたがどこにいるのか探さなくてはなりません。
「あなたらしい写真」として提出する場合には、自分一人で映っているか、中心にいてすぐに見つけられる写真を選ぶとよいでしょう。
ただし、顔のアップや、まったく風景が映っておらずどこで撮影した写真か分からないものは、採用担当者を混乱させてしまうため避けてください。
ガクチカがアピールできる
「学生時代に力を入れたこと」がアピールできる写真も、自己PR写真にぴったりです。
書類選考から面接に進んだ場合、「なぜこの写真を選んだのか」と聞かれることがあり、ここでガクチカのエピソードをしっかり話せると良い印象を与えることができます。
部活、ボランティア活動、アルバイトなど、アピールしたいことはなんでも構いませんが、当時の活動の様子やあなたの表情が分かる写真を選ぶようにしましょう。
自分の魅力が伝わる
あなたらしい写真を選ぶ上で最も大切になるのが、「自分の魅力」が伝わる写真を選ぶことです。
以下のような例を参考に、自分らしい写真を選んでみましょう。
- コミュニケーション能力が高いことをアピールしたい:留学先で打ち解けている様子が分かる写真
- 目標が達成できることをアピールしたい:登山で登頂したときの写真
- 継続する力があることをアピールしたい:子どもの頃から続けている習い事の発表会の写真 など
上記のような写真は、そのまま「強み」としてアピールすることもできるため、自分の魅力がしっかり伝わる写真を提出してください。
【注意】避けた方が良い写真は?
いくら自分らしさが出ているからといって、相手にネガティブな印象を持たれるような写真は提出するべきではありません。
楽しい学生時代をアピールできる写真でも、以下のような写真は避けた方がよいでしょう。
- 本人か分からない写真
- 飲酒や喫煙中の写真
- 加工しすぎている写真
本人か分からない写真
「人が大勢写っていて、どれが応募者か分からない」「風景がメインで人が小さく写っているため本人か分からない」このような写真では、良い評価を得られない可能性があります。
面接であれば直接聞いてくれるかもしれませんが、書類選考ではわざわざ探してはくれないでしょう。
また、拡大してぼやけてしまったり、そもそも画質が悪く表情が分からなかったりする写真は、「真剣ではない」と捉えられる危険があるので注意してください。
飲酒や喫煙中の写真
いくら楽しい思い出でも、飲酒や喫煙シーンが写っている写真は避けた方が無難です。
仮に、自身ではなく周囲の人が煙草を吸っているのだとしても、採用担当者の中には不快感を覚える人がいるかもしれません。
また、パチンコや競馬、海外のカジノといったギャンブルに関わる写真も避けた方がよいでしょう。
たとえ趣味でも、何らかのトラブルを招きかねないという印象を持たれては、就活で不利になってしまいます。
自分らしい写真であっても、相手に不安を与えるような写真は好ましくありません。
加工しすぎている写真
顔にエフェクトがかかっていたり、スタンプや文字でデコレーションしてあったりする写真は就活には不適切です。
「TPOを理解していない」「幼い」といった印象を与えてしまう可能性があるため、避けましょう。
画質やサイズ、明るさなどを調整する程度であれば問題ありませんが、明らかに加工しすぎている写真は選ばないようにしてください。
自分らしい写真は説明文も重要
「あなたらしい写真」には、必ず写真に対する説明文が求められます。
このとき、ただ状況の説明をするだけでなく具体的で読みやすい文章になるよう気をつけましょう。
以下のポイントを抑えると読みやすい文章になるので、試してみてください。
- いつ、どこで、何をしているか
- 複数人写っている場合は自分の位置
- 自身の強みをアピールできるエピソード
- 写真が何を表現しているか など
多くの場合「〇文字以内」と指定があるため、一言コメントではなく、できるだけ指定の文字数を埋められるように書いてみましょう。
ただし、ダラダラと冗長な文章になると良い印象を与えられません。
スッキリまとめられるよう、不要と思われる情報は思い切ってカットしてください。
使える「あなたらしい写真」がない場合は?
アルバムの中に「自分らしい写真」がない場合、まずは友人や家族が写真を持っていないか確認してみましょう。
第三者の意見を聞くことで、あなたらしさが明確になるケースもあるので、周囲の人に写真を選んでもらうのも一案です。
写真の提出までに猶予がある場合は、新たに写真を撮るのもよいでしょう。
サークルやアルバイトを続けている場合は活動中に撮影してもらったり、趣味をアピールしたいのであれば、作品やコレクションの前で撮影したりするのもおすすめです。
ただし、何をアピールしたいのか分からない写真にならないよう気をつけてください。
【就活】自分らしい写真であなたの魅力をアピールしよう!
書類の内容だけでは分からない応募者の人柄を知るために、「あなたらしい写真」の提出を求める企業が増えています。
自分の魅力や強み、ガクチカなどをアピールできる写真を選び、あなたの人柄を知ってもらいましょう。
ただし、ギャンブルや喫煙といった、見る人によっては不快感を覚えるような写真は避けるのが賢明です。
使える写真がない場合は、友人や家族にもらうか、新たに撮影するとよいでしょう。
具体的な説明文を添えて提出するのも好印象を与えるポイントです。
オリジナリティのある自分らしい写真で、ぜひあなたの魅力をアピールしてください。
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就活写真.com編集部
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